集客をしたい場合、お客様が興味をもってくれなければ始まりません。
そのためにも面白いイベントを開催して、興味をもってもらうことが大切です。
一方で、どのような内容であれば「面白い」と感じてもらえるか分からず悩まれている方もいるでしょう。
そこで本記事では、面白いイベントの事例50選を紹介します。
社内イベントについても触れているほか、成果をもたらすポイントについても解説しているので、ぜひ参考にしてください。
集客成功のためにはイベントが効果的
集客を成功させるには、顧客の興味を惹くイベントを開催するのが効果的です。
顧客との関係を構築する際も、サービス紹介をするのであっても、顧客と企業が直接対話できる状態でなければ購買には至りません。
新規顧客を獲得するには「店に行きたい」と感じるようなイベントを実施し、足を運んでもらうきっかけをつくることが大切です。
イベントには、セミナー、展示会、ワークショップ、体験会などさまざまな種類があります。
自社の商品やサービス、ターゲット層に合わせて最適なイベント形式を選ぶことが重要です。
どこにでもあるイベントだと顧客は足を運ばない可能性があるため、「楽しそう」「行ってみたい」と感じるような面白いイベントを開催できるよう検討しましょう。
面白いイベント企画5選
面白いイベントは数多くありますが、まずはその中でも比較的取り組みやすく集客しやすいイベントを紹介します。
商業施設だけでなく、商店街や店舗などでも取り組みやすいイベントを紹介するので、ぜひ参考にしてください。
ガラポン抽選会
ガラポン抽選会とは、抽選機(ガラポン)を回して出てきた玉の色や数字によって景品が決まる、シンプルな抽選方式のイベントです。
魅力的な景品を設定することで、参加意欲を高められ集客につながります。
また商品購入を条件とすることで、売上アップになります。
現金や商品券のつかみ取り
現金や商品券のつかみ取りは参加者が袋や箱の中に手を入れて、つかんだ分の現金や商品券を持ち帰る、参加型のイベントです。
現金や商品券という魅力的な景品は、ほかの景品に比べて集客力を向上させるといった魅力があります。
つかみ取りの様子は見ている人にも楽しさを与え、イベント全体が盛り上がりやすくなるためおすすめです。
くじびき
くじ引きイベントは、参加者がくじを引いて、出た番号や絵柄によって景品が当たるイベントです。
1等などの景品をより豪華にすることで客の興味を引けるため、集客しやすくなるでしょう。
また普通のくじびきではなく、客に損をさせない工夫をするのもおすすめです。
たとえば参加費用を払って、はずれの場合は参加費用と同じ金額の商品券を渡すなどすれば客は残念と感じることもなくなります。
商品券であれば、再来店してくれる可能性が高まるのも大きな利点です。
ワンコインセール
ワンコインセールとは、商品やサービスを1つ100円や500円など、ワンコイン均一で販売するセールのことです。
商品やサービスをワンコインで購入または体験できれば、今まで来店したことのない客を呼ぶことができます。
一度購入して商品やサービスの良さを知ってもらえれば、またリピートしてくれる可能性も高まるでしょう。
じゃんけん大会
じゃんけんで勝ったら、商品券や商品の値引きができる大会などは、商店街などでも開催されています。
ただし、その場限りの集客になりかねないため、いくつか工夫が必要です。
たとえば参加した人には、期間限定の割引券や商品券をプレゼントすれば、リピーターになってくれる可能性も高まります。
またじゃんけん大会を、より盛り上げたい場合は「あとだしじゃんけん大会」など、一ひねりあるとよいでしょう。
ファミリー層向けイベント企画5選
ファミリー層をターゲットとしている場合、子どもが楽しめるイベントを企画することが大切です。
ここからは、ファミリー層向けのイベントを5つ紹介します。
キャラクターショー
ファミリー層を集客したいのであれば、キャラクターショーがおすすめです。
子どもに人気のアニメキャラクターなどを登場させパフォーマンスショーや握手会、写真会などを開くと家族全員で来場してくれる可能性が高まります。
一方で依頼するのには費用もかかりやすいため、しっかり検討してから依頼しましょう。
エアー遊具・移動可能遊具
エアー滑り台やトランポリンなどの移動できる遊具を、広場や駐車場などに設置しイベントを開催することも可能です。
近場で遊びに飽きているお子さんでも遊べるため、子どもを楽しませたいファミリー層の集客を見込めます。
安全管理などの観点から一定のコストが発生するものの、子どもがメインで遊べるため家族みんなで遊びに来てくれるのがメリットです。
謎解き・脱出ゲーム
近年人気がある謎解き・脱出ゲームは、制限時間内に与えられた謎を解き明かし、特定の場所から脱出することを目的とした体験型ゲームです。
商業施設や商店街の一部だけでなく、全体を活用して開催することもできます。
小学生からカップル、ファミリー層まで幅広く楽しめるのが大きなポイントです。
商品やサービスの訴求などを交えながら謎解きをつくることもできるため、顧客にブランドイメージなどをスマートに紹介できます。
大道芸
少し広めの場所があるのであれば、大道芸なども楽しめるでしょう。
複数のボール、クラブ、リングなどを空中へ投げるジャグリングや、マジック・パントマイム・アクロバット・バルーンアート・お笑い芸・音楽パフォーマンスなど、豊富な種類があるため、時間帯や日によって変更するのもおすすめです。
子どもから大人まで楽しめるほか、パフォーマーの動きに合わせたり一緒に笑ったり拍手したりと、観客も一体となるため満足感が高められます。
縁日
昔懐かしい縁日ならではの雰囲気は、子どもから大人まで楽しめるイベントといえます。
金魚すくい、射的、ヨーヨー釣りなどの屋台は、依頼できる業者もあるためイベントの規模に合わせて展開しやすいのが特徴です。
イベントの詳細、出店情報、限定特典などをSNSで発信したり、地域の新聞や広報誌に掲載したりすることで、より高い集客が見込めます。
社内イベントの面白い事例
イベントは集客のためだけではなく、社内でも活用できます。
定期的に社内イベントを実施することで、以下の利点があります。
- チームビルディングを養える
- コミュニケーションが活性化する
- モチベーションが高まる
- スキルアップ促進につながる
さまざまなイベントがありますが、それぞれ目指している目的に合わせたイベントを計画することが大切です。
そこでここからは、コミュニケーション促進やスキルアップ、モチベーションアップにつながるイベント企画を紹介します。
コミュニケーション推進のためのイベント企画20選
業務中にはなかなか打ち解けなくても、イベントなどを企画することで世代問わず距離が近づきやすくなります。
ここでは、社員同士のコミュニケーションが促進するイベントを20個紹介します。
イベント | 内容 | メリット |
ゲーム大会 | チームで協力して課題をクリアするゲーム大会 | チームワークが強化されるほか、一体感がうまれる |
部署対抗スポーツ大会 | 各部署でチームを作り、スポーツ大会を実施 | 部署間の交流ができ健康も増進される |
BBQ大会 | 屋外でBBQを行い、食事を楽しみながら交流 | リフレッシュでき親睦も深められる |
社内旅行 | 一緒に旅行に行き、観光やアクティビティを楽しむ | 普段とは違う環境で交流、絆を深められる |
シャッフルランチ | ランダムにペアを組み、ランチに行く | 普段話さない社員との交流を促進できる |
お花見 | 桜の季節に、お花見を楽しむ | リフレッシュでき、季節感を味わえる |
ボランティア活動 | 地域貢献活動を実施する | 社会貢献意識の向上とチームワークの強化が期待できる |
誕生日会 | 誕生日の社員を祝う会 | 温かい雰囲気づくりができる |
運動会 | チームで協力して競技を行い、優勝を目指す | チームワークを養え、一体感がうまれる |
社内ランチ会 | 普段一緒に働かない部署の人とランチに行く | 異なる部署との交流ができ、新しい視点を得られる |
社内忘年会・新年会 | 年末年始に、社員全員で集まり、食事や飲み会を楽しむ | 一年の労をねぎらい親睦を深める |
ハロウィンパーティー | 仮装をして、ハロウィンパーティーを楽しむ | リフレッシュできコミュニケーション活性化が期待できる |
クリスマスパーティー | クリスマスパーティーを開催し、プレゼント交換などを行う | 季節感を楽しみながら親睦を深められる |
社内感謝祭 | 普段感謝を伝えたい人に感謝の気持ちを伝える | 人間関係の円滑化が期待できるほかモチベーションも向上できる |
料理教室 | チームで協力して料理を作り、食卓を囲んで交流する | 共同作業を通して、チームワークとコミュニケーション能力が向上できる |
屋形船 | クルージングしながら、食事や飲み物を楽しみ、景色を満喫 | 普段とは異なる環境で、リフレッシュでき親睦が深められる |
バスツアー | 歴史的建造物や自然豊かな場所などを巡り、新たな発見をする | 長距離移動の時間を利用して、普段話さない同僚とも気軽に話せる |
サバイバルゲーム | チーム内で連携し、指示を出し合いながらゲームを進める | チーム力を養いながら、ストレスを発散できる |
ケータリング | 普段とは違う場所で、ケータリング形式のランチ会を開催 | オフィスから移動せず、気軽に交流できる |
ハイキング | 初心者向けの里山ハイキングを実施する | ハイキング初心者でも安心して参加でき、リラックスしながら自然を楽しめる |
上記のように世代関係なく楽しめるイベントを実施すれば、コミュニケーションをより活性化できます。
自社に合うイベントを企画しましょう。
社員のスキルアップのためのイベント企画10選
社員のスキルアップのためのイベントも、開催できます。
単発のイベントだけでなく、数日や数週間にわたって実施できるイベントもあります。
自社にあったスキルアップイベントを開催してみましょう。
イベント | 内容 | メリット |
社内勉強会 | 各社員が得意分野の知識やスキルを共有 | 知識の共有ができる |
社内ハッカソン | 短期間で新しいアイデアを形にするイベント | 問題解決能力の向上や創造性が豊かになる |
社内コンテスト | プレゼンテーションや料理、写真など、テーマを決めコンテストを実施 | 自己表現の場になる |
社内セミナー | 各分野の専門家が講師となり、セミナーを開催 | 専門知識の習得やスキルアップになる |
プログラミング体験 | 初心者向けのプログラミング体験を通して、新たなスキルを学ぶ | 新しいことに挑戦することで、活気が生まれる |
異業種交流会 | 自社以外の企業の社員と交流するイベント | 新たな視点やアイデアを得られる |
課題解決セッション | 具体的な問題に対して、解決策を考えセッションする | 問題分析能力が養える |
ワークショップ | テーマを決めグループワークやロールプレイングをする | 実務に直結したテーマであれば、即戦力となる人材を育成できる |
社内コンサルティング | 他部署の問題をチームでコンサルする | 課題解決力が養われる |
インターンシッププログラム | OJTや新規プロジェクトに参加し、実務経験を積む | 実際の業務を通して、実践的なスキルを習得できる |
スキルアップのイベントを開催する場合、どのようなイベントが社員に必要か検討する必要があります。
悩む場合は、アンケートなどを取るのもよいでしょう。
モチベーションアップのためのイベント企画10選
社員のモチベーションがアップすれば、業務効率化や新しい企画なども活発になります。
他社との差別化も図れ、取り組みやすいモチベーションアップイベントの一例をみていきましょう。
イベント | 内容 | メリット |
目標達成パーティー | 目標達成者を表彰するパーティー | 達成感が味わえ、モチベーション向上が期待できる |
社内表彰 | 優秀な社員を表彰する | 成果に対する評価ができる |
感謝祭 | 普段感謝を伝えたい人に感謝の気持ちを伝えるイベント | 人間関係の円滑化やモチベーションの向上につながる |
社内サークル活動 | 野球やバンドなど、興味のあることを仲間と共有して活動する | ストレス解消になるほか、人間関係の構築ができる |
家族を招待するイベント | 子どもなど家族に現場を紹介する | 仕事のモチベーションにつながるほか、家族との思い出にもなる |
キックオフ | 新規プロジェクトや年度の始まりなどに、社員全員で目標やビジョンを共有する | 全員が同じ目標に向かって取り組む姿勢ができモチベーションにつながる |
職場改善の提案会議 | 職場での課題や改善したい点を共有する | 従業員が働きやすい環境をつくれる |
キャリア相談会 | キャリアに関する悩みや目標を上司に相談できる | 具体的な目標設定や行動計画がたてられる |
ポジティブフィードバック | 仕事で良かった点だけをフィードバックする | 認められることで自信をもてるようになる |
ワーケーション | 会社全体でワーケーションの実施をする | リフレッシュできる |
スキルアップやコミュニケーションのイベントは、すでに実施している企業もありますが、モチベーションアップをメインにしたイベントは他社との差別化を図れます。
この会社で良かったと思ってもらえるような、イベントを企画していきましょう。
面白いイベントを企画する3つのポイント
面白いイベントを企画するには、以下3つのポイントを考慮する必要があります。
- 集客ターゲットを明確にする
- トレンドを意識する
- 季節に合わせた企画にする
順番に解説します。
集客ターゲットを明確にする
イベントは、ただ単に面白ければ集客できるわけではありません。
集客ターゲットを明確にし、ターゲット層に刺さるイベントを企画することが大切です。
まずは、来てもらいたいターゲット層を明確に決め、興味のありそうな内容や体験をより細かく検討します。
たとえば若者向けであれば流行の音楽やゲームを交え、ファミリー層であれば子ども参加型にするなど、ターゲットのニーズに合ったコンテンツを提供することで、満足度を得ることができます。
トレンドを意識する
イベントを企画する際は、SNSやメディアで話題になっていることを取り入れることで、参加者の興味を引きつけられます。
トレンドを取り入れた企画は、参加者に新鮮な体験を提供し、話題にもなりやすいからです。
今の流行りなどをしっかり分析して企画することで、面白そうだと興味をもってくれるでしょう。
季節に合わせた企画にする
季節に合わせたテーマを設定することで、他のイベントとの差別化を図ったり特別感を感じたりしやすくなります。
たとえばハロウィン、クリスマスなどそのときのイベントと組み合わせると、興味を惹きつけやすくなるでしょう。
ただし組み合わせるときは、しっかりイベントの内容も季節に合わせておかなくてはなりません。
実際にイベントへ参加したのにも関わらず、季節感がなければ期待外れと感じてしまう可能性もあるためです。
「クリスマスセール」など名前だけを使うのではなく、しっかり季節をイベントの内容に盛り込むことで、参加者は満足感を得られます。
イベントの面白い事例まとめ:目的に合わせた企画で効果を高めよう
集客ターゲットを明確にしトレンドや季節を意識すれば、面白そうと感じてもらえるイベントが企画できます。
社内イベントであっても何を目的にしているのかによって、実施すべきイベント内容が異なってきます。
まずはターゲット層と目的を明確にし、イベントを計画することが大切です。
なお、どんなに面白いイベントを企画できたとしても、イベントが開催されることがターゲット層に伝わらなければ大きな集客は見込めません。
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